人を知る PEOPLE
数字の奥にある経営者の想いに、応える仕事を選んだ。
コーポレートファイナンス
村上 知
入社のきっかけと、今振り返って「決め手だった」と思うことは何ですか?
私は、銀行員時代に融資先の倒産を何度も目の当たりにしたことがきっかけでコンサルティングに興味を持ち、最終的にはタナベコンサルティングの"ビジネスドクター"という考え方への共感で入社を決めました。前職では資金を届けることはできても、経営そのものには手を出せない歯がゆさを常に感じていました。転職活動では複数のファームを比較しましたが、タナベコンサルティングは経営者への提言で終わらず、成果を出すための伴走支援までやりきるスタイルが明確で、自分がやりたかったことの輪郭を見た気がしました。入社前は未経験への不安もありましたが、入社直後に再生案件にアサインされ、迷う暇はなくなりました。入社して数年経った今も、あの判断は正しかったと思っています。
今担当している仕事(領域・役割)とやりがいは何ですか?
現在は、ホールディングス・グループ経営に関する支援を中心に、オーナー経営者やグループ各社の経営幹部と伴走しながら、グループとして経営するための仕組みづくりを主担当として担っています。単なる組織再編や資本政策で終わらせるのではなく、体制を「つくる」だけでなく「機能させる」ところまで踏み込むのがこのテーマの特徴です。たとえばグループビジョンの策定、ガバナンスシステムの設計、経営人材育成の仕組みづくりから、会議体設計や業績管理ルールまで一貫して関わります。自分が設計した仕組みを通じてグループ全体の意思決定の質とスピードが変わる瞬間に、この仕事の意味を実感します。
仕事でつまずいたことや難しかった場面、できるようになったこと・役立った学び方を教えてください。
未経験で特に難しかったのは、クライアントごとに異なる経営課題を限られた時間で的確に捉えることです。過去資料の徹底的な読み込みと、上司への早期壁打ちを続けたことで、今は課題の構造化と提言の組み立てを自分の型として持てるようになりました。突破口になったのは3つの習慣です。①過去の類似案件の報告書を最低5件読み込み、課題の「型」を掴む、②仮説段階で上司にぶつけ論点のズレを早期に修正する、③ヒアリングと現場実査で定量・定性の両面から裏を取る。入社初期に業績不振先の現状認識資料を任された際、この3ステップを愚直に回したことで「見えていなかった課題がはっきり掴めた」という言葉をいただけました。
チームの雰囲気・育成環境と、これから挑戦したいことを教えてください。
私のチームには、遠慮なく相談できる一方で、コンサルタントとしての高いプロ意識を求める雰囲気があります。また、段階的に裁量を広げながら人を育てる文化があるからこそ、次は設計から定着までを一気通貫で支援できるチームづくりに挑戦したいと考えています。相談はいつでもできますが、「自分はこう考える」を持ってくることが前提です。レビューでは資料の体裁ではなく「この資料は経営者の意思決定にどうつながるか」を問われます。入社直後は先輩の資料作成の一部を担当するところから始まり、段階的に裁量が広がる育成スタイルです。また社内では領域横断の事例に関する勉強会も多く、他領域のコンサルタントとの連携が日常的にあります。今後はこの総合力を活かし、グループ経営の支援を広げていきたいと考えています。
コンサルタントを目指している方へ、ひとことお願いします。
これからコンサルタントに挑戦する方には、まずクライアントの課題を「ワガコト」として捉える姿勢を意識してほしく、未経験でも伸びる人は気づいたことを自分から声に出すことをやっています。大切なのは入社時点のスキルではなく、困難な仕事から逃げずに踏み込み続ける覚悟です。チームで仕事をする以上、誰かがやるだろうは通用しません。率先して動ける方と一緒に働きたいと思っています。