武政大貫写真

思いを強く持って入れば、
活躍のフィールドは果てしなくある

経営コンサルティング本部
東京ファンクションコンサルティング本部
本部長代理
経営の見える化研究会

武政 大貫

机上の空論と泥臭い経営現場、そのギャップを痛烈に感じて

転職したきっかけを教えてください。

大学卒業後、財務省で7年半、金融機関の監督業務や法人企業統計の集計業務などを担当。その後、結婚を機に、義父の営む卸売業の経営に関わり始めました。金融機関を通じて借り手企業の経営を見ていた自分が、実際に中小零細企業の商売に携わってみて、相互のギャップを感じたんです。
役所は机上の空論を言っているし、実際の現場は泥臭いし、間に入る金融機関の立場もあるし…。いずれの気持ちもわかる、この貴重な経験を活かして救えるものがあるんじゃないかと思ったのが、コンサルタントを志した大きなきっかけでした。

タナベ経営を選んだ理由は?

3~4社回ったのですが、自分が対象としたかった中堅中小企業を対象としていたこともさることながら、決め手は最終面接で「泥臭いコンサルティングをしている」と言われたことです。さらに経営理念に「愛」という言葉が入っている。実際、経営側にいた人間からすると、分厚い報告書をドンと出されても絶対にこなせないんですよ。企業に寄り添い、一緒に実行支援までする、これぞ自分の求めていたスタイルだと思って選びました。
入社してみると思っていた以上に泥臭かったですね(笑)。知的体育会系というか、みんなが専門性をもってロジカルにやっているけど、最終的にはクライアントへの愛で体力勝負をしているような。自分の性に合っていました。

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「見える化」により課題も明確化し、成果が出やすくなった

現在の仕事内容は?

専門としているのは「守り」の部分ですね。今後の事業戦略を立てる「攻め」の分野に対し、やるべきことをどう動かしていくかの実行支援が「守り」の分野。核としているのが「見える化」という手法です。
モノの見える化を効果的に進める5Sや、フォーマット導入やサーバ構築といった目で見える管理などを顧客企業に導入し、決めたことを必ずやり切る全員参加型の企業体質改善を試みています。そのスキルアップのためにも、タナベ経営に21ある戦略ドメイン&マネジメント研究会の一つ、「経営の見える化研究会」を主宰。優秀企業の視察や講演などで学びを深めています。

「見える化」の取り組みを始められたきっかけは?

もともと入社間もない頃、最適解を示しても実行へと導けず、成果がなかなか出せずに苦労したことがあったんですよね。そんなときに実行力を上げるための「見える化」の勉強会が立ち上がっていました。ぜひともそのチームに入れてくれと頼み込んで。
これまで企業再生や経営基盤の構築支援などを多く手がけてきましたが、「見える化」の経営手法を実践することで、結果とともに進んでいない問題点も見えやすくなったので、アドバイスの質が高まり、成果が上がりやすくなりました。

これまでの経験で、今に活かされていることは?

経営者側に立った視点はもちろん、決算資料の分析力や金融機関との交渉力、なかでもヒアリング技術は特に役立っています。関東財務局にいた頃、地方債を貸し付ける際に決算ヒアリングを重ねていたことが活きていますね。コンサルタントは課題を引きだして解決するもの。お客様の主訴だけでなく、隠れた受療動機を洗い出せるのが医療業界でも名医だと言われていますが、コンサルタントも同じです。
真の課題を「見える化」して、そこに最適解をぶつけなければ、根本的な解決には結びつきません。その第一歩としてヒアリングがとても重要なんです。

仕事のやりがいを感じるのはどんなときですか?

やはりクライアントの業績が向上し、感謝のお言葉をいただいたとき。計画を立てたうえでやりきってもらえ、その結果が決算資料に出たとき社長から一般社員までニコニコしてもらえる。そこがわかりやすくうれしいです。
経営会議に参加してアドバイスをするという形もあるのですが、私の場合、実際に工場へ行って在庫や管理状況を確認するなど、手取り足取り現地現場で指導するんです。経営者だけでなく、工場長や一般社員、新入社員を含めて課題を聞きながらアドバイスをして、クライアントの懐に入り込む。私自身、それが好きなんですよ。

さらなる手法を探究し、クライアントにも自社にも貢献したい

今後の目標は?

コンサルティングの手法をさらに探究して、ほかに類を見ない、突き抜けた提供価値を自分自身が持つことです。現在、従来型のアナログなものではなく、デジタルテクノロジーを活用した進化型の「見える化」を研究しているところ。そのノウハウを顧客企業へ提供し、業績向上に貢献するとともに、事業部として会社にも貢献していきたいです。
さらに事例を増やして、研究会ひいては全社的にノウハウを共有し、社内への技能伝承にも力を入れていきたい。お客様と一緒に事例を積めて、それが自分の経験にもなり、会社の財産としても貢献できる。こんな面白い仕事はないですよ。

思いを強く持って入れば、活躍のフィールドは果てしなくある

タナベ経営は、誰もが喩えるように、動物園のような会社です。個性が多岐にわたり、かつ自発的に各人が行動する。画一化していないのが強みです。自由に意見を交わしながらも、目的は「クライアントのために」というところで一致しているので、チームとしての力もまた強力なコンサルティングファームです。押さえてほしいのは、クライアントへの愛情。愛をもって企業を変えたい、良くしたいという思いがあれば、必ず力を発揮できると思います。
あとは常に2~3年後の自身のキャリアビジョンを持っておくこと。「こういうことをやりたい」と言えば、新人であろうと可能性があれば「やってみよう」と言ってくれる会社です。プログラムされたことしか動けない人には向いていませんが、思いを強く持って入れば、活躍のフィールドは果てしなくありますよ。