戦略CFO 中須 悟

研究活動について

コンセプトは「持続的成長に向けた収益・財務・資本のモデルチェンジ」です。経済が成熟化する中、企業は世代交代を経て成長力が低下しています。企業はどんな環境下でも成長しなければなりませんが、成熟経済下で成長するためには「リスクを伴った変化」が求められます。当研究会では、そのリスクを財務的視点から捉え戦略的に判断することが重要である主張します。

持続的成長は、「成長の技術」と「存続の技術」に分けられます。成長の技術では、ヒト・モノ・カネといった経営資源の投下配分そのものを見直すビジネスモデル改革で「変化と成長」を実践している企業事例から、その判断基準を学びます。存続の技術では、長期的な経営戦略として資本構造にまで踏み込んだモデルチェンジのスキームを学びます。これは近年ピークを迎えている事業承継のテーマそのものです。当研究会では、今経営者が判断すべき財務戦略を体系的に学ぶことができるのです。

研究活動の今後

当研究会の目的は、企業が「高収益なビジネスモデルをつくり、企業価値を高めながら長期的に存続すること」ですが、具体的なテーマは、M&A、グローバル投資、ホールディング経営、ソーシャルビジネスモデル、M(E)BOなど多岐に亘ります。その中で、どういうスキームを選択し、またはどう組み合わせるかを考え、判断を示すことが重要です。優良企業事例の研究を重ねることで、判断力そのものをブラッシュアップして行きたいと思います。

また、個別のテーマについてもタナベ経営としてのノウハウを蓄積し、顧客に提供するソリューションの幅も更に拡げて行きたいと考えています。特に「存続の技術」である事業承継は、全国の中堅・中小企業が避けて通れない重大なテーマであり、そのニーズもピークに達しています。事業承継におけるベストソリューションを数多く提供することで、日本経済の成長を底辺から支えるような貢献をして行きたいと願っています。

研究会を通じて得られた事

一言で言えば、「成長するためにはチャレンジしなければならない」ということです。これは企業も人も同じです。企業においては「リスクを取った戦略判断をする」ということ、人においては「やりたい仕事を見つけ、果敢に挑戦すること」であると言えます。今できることだけをやってても成長はありません。環境に左右され、周りに流されるだけでしょう。あるべき姿、やりたいことを明確に見つけ、そこに向け自分の限界を超えるチャレンジをしなければ差別的な競争力(強み)は備わらないのです。また、やりたいことも自分本位ではいけません。顧客のため、社員のため、更には社会のためという大義があれば、その分価値の高い仕事ができるのです。

当研究会のコンセプトや取り組んでいるテーマは、これまで社内になかった新しいものばかりです。そのノウハウを体系化したことで、経営者に寄り添い、判断を示せる位置に立つことができていると自負しています。

研究会に求める人物像

財務や税務の専門能力がある方に入社していただきたいと思います。特に顧客に対し、過去の分析だけでなく、将来に向けた提案ができる方を歓迎します。

専門能力とは知識の集積ではなく、判断と経験の集積であると思います。頭でっかちで判断経験が不足する人材は壁にぶつかったとき、あるいはリスクが大きい時にそれを回避するために頭を使います。逆に知識は乏しくとも判断と経験が豊富な人材は、まずやることを決め、そのためにどうするかを考えることに頭を使います。

タナベ経営に入社してもらいたい人材は、もちろん後者の方です。そのような頭の使い方をしないと「知恵」は生まれません。「知恵」とはノウハウの源であり、それが差別的な競争力(付加価値)に進化していくのです。タナベ経営は無限の可能性にチャレンジできる会社です。自らを変えたい、チャレンジしたいと考える方と一緒に仕事をして行きたいと思います。

求職者へのメッセージ

当研究会では、リスクを伴った改革や、長期戦略としての事業承継など「経営者が判断すべきテーマ」を扱います。コンサルティングの現場で接する相手もやはり経営者ばかりです。

百戦錬磨の経営者には生半可な気持ちでは太刀打ちできませんが、逆に自らの提案が経営者に受け入れられたとき、あるいは経営者との絶対的な信頼関係を築けたときの達成感はひとしおです。そういった経験を数多く積み重ねることで、自分自身の成長を実感できるのも、この仕事の醍醐味だと思います。そんな醍醐味を味わいたい方、今よりも更に成長を志している方、ぜひタナベ経営で、そして当研究会でともにチャレンジして行きましょう。