戦略ロジスティクス研究会 土井 大輔

研究活動について

「物流」はコストではなく「価値」である。をコンセプトに取り組んでいます。当研究会のターゲットは2つです。1つは「物流会社」、もう1つは「製造・販売(荷主側)企業」です。実際の参加先も物流会社、荷主側企業のどちらも参加されています。毎回、優良企業視察・講義・参加者同士のディスカッションを通じて物流会社と荷主側企業が共に学ぶことができる稀な研究会です。

当研究会を通じて参加者の方々に学んで自社に取り入れて頂きたい点は、物流会社には「自社のビジネスモデルを変え、顧客への提供価値を最大化する。荷主に対して提案・提言するパートナーになること。」荷主企業(製造・販売業)には「自社の製品の品質・価格だけではなく顧客が受け取る場所、タイミング、届け方で差別化する。自社の事業戦略に“物流”を要素として取り入れること。」です。

研究活動の今後

物流業界市場規模は約24兆円で、日本のGDP(国内総生産)総額の約5%を占める一大産業です。(2015年4月)

生産・製造者と消費者の間をつなぐ役割を担うのが物流であり、経済にとって物流は不可欠な産業です。この世の中を支えている「物流」の位置づけを高めたいと強く思っています。今、トラックドライバーや倉庫内作業スタッフの人手不足が深刻な課題です。物流会社ではプレイングマネージャーが多いので全社的視野で自社の事業戦略を考える幹部人材が不足しています。製造・販売業においては物流部門を経験した取締役が少ないように感じます。当研究会では「物流会社のビジネスモデル転換」、「荷主(製造業・販売業)側企業のロジスティクスを軸とした事業戦略構築」によりファーストコールカンパニー実現の支援をすることで物流会社、物流部門の位置づけが高まることに繋げていきたいと考えています。

研究会を通じて得られた事

研究会を通し、改めて気付いたことは「ビジネスモデルを転換し成長している企業や業界No1企業は物流を優先しており、伸び悩んでいる企業は物流を後回しにしている」ということです。

私たちの生活において大事な製品(衣食住)を提供する企業で思い当たる企業のホームページを見て下さい。ほとんどの会社が物流を重視していることがわかるはずです。物流会社の立場からすると顧客である製造業・販売業が物流を軸に事業を差別化する支援をしなければならない。そのために物流会社自身がビジネスモデルを転換しないといけない。しかし、物流会社は荷主依存度が高いので顧客の繁忙期対応のために新たな顧客開拓が進まない。物流現場を分かっている人は経営判断する立場に居なく、経営判断する人は物流現場を知らない傾向が強いことを実感しています。

「物流は費用(コスト)ではなく価値である」ことを全クライアントが理解し、取り組んで頂くことが企業繁栄奉仕に繋がると考えます。

研究会に求める人物像

1.先人のやり方を参考にして自分なりに変えることで成果を出した方(常にどんなクライアントに対しても柔軟な発想を持ち前向きに取り組むことが出来る方)
2.イメージを形に出来る方(経営コンサルティングも物流サービスも無形であるので何がどのように変わるのか、顧客価値は何かが絵や言葉で表現することが得意な方)
3.物流業界を変えよう・変えたいと思っている方

求職者へのメッセージ

タナベ経営には常に刺激があります。その理由はコンサルタントとして常に「成果」を求められるからです。しかし、現実はクライアントの業種・事業特性・業績状況・組織風土によって成果に向けたプロセスは異なります。A社で成功したがB社では成功しなかった。ということもあります。

自身が対応したことの無い課題にぶち当たることもあります。その時に経営の原理原則を軸として知識や経験を活かして自分なりに変え、成果を出さなければなりません。タナベ経営自身が成果主義・実践主義ですので年齢や勤続年数は関係ありません。答えが無いからこそ誰にでも活躍できるステージがあります。新たな仲間を待っています。